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| 転生陶の制作工程 |
送っていただく遺灰(遺骨)は水分があってもかまいませんが、ある程度の水切りは終わってからに願います。 遺灰をビニールの袋に入れて、梱包はダンボルーの小箱でもあれば充分ですが、遺灰が既に微粉であれば量も少ないので、定型外郵便でも充分です。 一輪挿し一個に必要な遺灰の量はコップ一杯分くらい有れば充分ですので、お作りになりたい数に相当する量をお送り下さい。 (微粉化してあればコップの三分の一) 届いた遺灰は充分に乾燥した後、一度、ある程度の小ささにまで細かく粉砕しますが、送られてきたのが微粉化された遺灰でも釉薬にするにはもう一段細かくしなければならないために、水と共にもっと微粉になるまで数時間かけて機械で磨ります。 次に、水と混じったままで、篩に通し、微粉だけを選別します。 一旦、乾燥させて保存し、適時、他の釉薬原料と適量混合し、適した比重に調整します。 転生陶の一輪挿しは高取焼 内ケ磯窯400年伝統の板底起し叩き技法等で作られますが、敢えて、いわゆるロクロ成形は採用しない場合があります。 ロクロの方が簡単で早く作れるのですが、一つ一つに心を込めて作るには、ゆっくりですが昔の技法の方が向いているのです。 一日に作れる数で比較すると、ロクロで作るより10分の1にしかなりません。 しかし、焼き上がった時にその差がはっきりと出ます。 ロクロ制作よりも、はるかに作品に重みというか、濃いさが違うというか、存在感が全く違います。 400年前の陶工はちゃんと分っていたのです。 使用される粘土は高取焼が400年前に使っていた物と同じ粘土層の物で、僅かな鉄分と程よい耐火性と茶道具に最適な程の味わい深い質感を持っています。 1300度近い温度での焼き上がりは一つ一つが違っていて同じにはならないのですが、それぞれに味わいのあるものになります。 釉薬をかけた時の厚みも一つ一つが異なりますが、素焼生地に水分が吸われるために少しずつ濃度が濃くなっていくからです。 又、生地の素焼きの時の置いてある場所によって焼成温度が違うために、吸い込み方に違いがあって、釉薬の掛かり方に変化が出ます。 焼く時でも、置いてある場所によって、炎の温度と酸素量が異なるために釉薬の色に変化が出ます。 これらの条件が重なって様々な表情を持った作品群となります。 つまり、同じものは二個と無い と、さえ言えるのです。 尚、転生陶は特許出願されたものですが、まだ公開広報に載る段階になっていないために特許請求範囲については記す事が出来ません。 尚、制作工程の見学は出来ません。 お送り頂いた遺灰で作った釉薬の残った分は、こちらで丁寧に暫く保存しておきますので、転生陶の追加等必要な時はお申し付け下さい。 |
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